★★★木や竹を削るのは、ヒマつぶしにいいと思う★★★
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◆竹トンボ
 以前所属していたあるNPO団体で子供たちに竹トンボの作り方を教えている人と知り合いになったのがはじまりです。こういう手作り品にもともと興味があって、講師の手伝いをしながら、子供たちの面倒を見ながら覚えました。小学生向けの工作教室でしたから、適当な大きさの竹を薄く削ってヤスリをかけ、中心に穴をあけ、あとは火で焙って折り曲げると言う簡単なものでした。
 たまたまその講習会に竹トンボの専門家が参加したので、その作品を見せてもらいました。彼の竹トンボは一瞬見えなくなるほど高く飛ぶことにホントびっくりしました。そのことがきっかけで真剣に作り方を勉強する気になりました。2,3専門家が主催する講習会に参加しましたが、結局、羽根の形、曲げる角度、回転バランスが重要らしいことが分かりました。当然インターネットでも色々調べました。


竹とんぼ作り道具


 竹の羽根をナイフで削る時必要な固定治具(写真上段)は、インターネットで公開されている設計図をみて作りました。その他必要なナイフ、きり、やすり、瞬間接着剤等はすべて100円ショップで購入可能なものです。竹材があればすぐに作ることができます。

  

 これはある愛好家からいただいたものです。立体的なの羽根の作りなどなかなかまねができません。

  

  私が作るのは殆どこの素朴な形です。中心付近をを削って両羽根部を残す形です。最後のバランスに特に気を使います。これでも結構高く飛びます。削ったり、ヤスリをかけたりしている時間がとてもいとおしく、完全子ども状態に戻っています。

 なんといっても作った後、すぐに遊べるのがいいですね。旅先の公園などで作れば回りに木がなければ、実際に飛ばして性能を確認できます。海外の場合、作成中は刃物を使っているので怪しい人は近づいてこない(そんなこたあないか??)、しつこい物売りの人にはナイフを持った手を振り回すと大抵おとなしく引き下がってくれますよ。
  飛ばしていると、現地の子供たちも興味を示してくれるので作りがいがあるというものです。気に入ったらあげるし、気に入らなければあげません。結構えり好みがあったりします。

◆紙トンボ
 紙ブーメランがうまく飛ばせなくて困っていたのですが、手作りのHPを見ていたらある紙トンボのページにぶつかりました。紙のひねりを利用した独創的な形が気に入りました。主羽根2枚の端部をホチキスでねじりつなぐのですが、このつなぎが難しい。そこで主羽根1枚の端部を中央に引きつなぐ形に設計変更。

  

 通常の竹トンボ並みの標準タイプ(牛乳紙パック/竹串)とミニミニタイプ(ハガキ/爪楊枝)と二つ作ってみました。通常タイプは結構高く上がります。お試しあれ! なお、ミニミニタイプは親指、人差し指で摘んでひねり飛ばします。余裕で、天井まであがりますよ。

◆仏像彫刻
 一心に刃物を使う作業(竹とんぼ作り)が結構気に入って、近くの集会所の仏像彫刻のサークルに入りました。最初は模様彫り、いよいよ仏像の手を彫ることになりました。まだ製作途中ですがそれなりの形ができてきました。あつい信仰心からではなく、あくまで手作業を楽しむというのが私のスタンスです。

    
赤ちゃんぽい手が気に入っています

  
この手はいじくり回しているうちに手垢がついて、古めかしい感じがでてきました

    
仏頭です。目、鼻、口元あたりが難しい 先生に手を入れてもらいました

      
布のひだや体の線を綺麗に出したいなと思って彫っています。

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