★★★ミニぞうりも布ぞうりも編み方は同じ★★★
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◆ミニぞうり
 家族で温泉に行った時、たまたま「ぞうり作り」の講習会があったので参加しました。その後、インターネットで作り方を探したところ、いろいろなページが見つかりました。初めに教わった作り方と微妙に違いますが、見よう見まねで小さなぞうりを作ってみました。道具や作り方を工夫し、最近やっと親指大の小さなものを作れるようになりました。
 最初百円ショップで手に入る紙紐、布テープ、毛糸、各種荷紐など試しましたが、もっともポピュラーなポリプロの荷紐が一番使いやすいことが分かりました。編み込む方の紐材はいろいろ使えますが、芯紐だけはすべりのよいポリプロ紐が一番ですね


  一方、この芯紐に編み込んでいく編み紐は、もちろんそのままポリプロ紐を適当な幅に裂いて使ったり、毛糸、刺繍糸など太めの糸材なら、何でもいいです。材料に応じてそれなりの雰囲気がでます。最初、鼻緒も編み紐と同材で作りましたが、最近はカラフルなねじりんこやカラーモールを使って見栄えをよくしています。写真にするとなかなかの出来栄えのように見えますが、対で同じ大きさ、形に作るのが意外と難しいのです。その辺りの技術が未熟なので、まだ試行錯誤がつづいています。


 道具が芯紐のひっかけ金具一本(フォークを使って自作)で済むのがいいし、出来上がりも可愛らしいので気に入っています。基本素材(ポリプロ紐)は途上国、先進国どこでも手に入りますし(って自慢することでもないが)、少量の素材なので、どこでもいつでも手作りの時間を楽しめます。

 2006年末、近くの井の頭公園で草バッタとともに公園デビューしました。 夏のスペイン巡礼の旅(2006年)や四国のお遍路に沢山作って持って行きました。歩きながら、知り合った巡礼者やお世話になった現地の人にお礼や記念のつもりであげました。貰ってもほとんど役に立たないのでどうかとは思いますが


毛糸や刺繍糸などで編んだミニぞうりの数々


ポリプロ紐で作り始めた頃のもの

 今まで作ったものは携帯ストラップを意識して作ったので小さすぎたかも知れない。他人に揚げるにはもう少し大きくした方が見栄えもいいかなと思って、少し大きめのミニぞうりにチャレンジしてみました。カミさんが昔趣味のフラワーデザインに使ったというテープや手元にあったちょっと太めの紐などを使って編んでみました。(写真クリックすると拡大表示) 

 

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東南アジア、ハワイなどには、シュロみたいな葉っぱがそこら中にある。
これはジャカルタでホームステイした時に現地で編んだミニぞうり。
片足の中指中心の3本指に引っ掛けて編んでみました。

◆布ぞうり
 実物大のぞうり作りも練習しています。使い古したYシャツ、Tシャツやトレーナーで作ります。捨てるのはもったいないという思いで作っています。長さ1-2m、袋縫いの紐に加工した後でで編んでいきます。ミニぞうり同様に左右同じ形にするのがとても難しいですね。最近作ったのが下の写真です。実用ぞうりは鼻緒の根元の編み込み必要ですが、草履本体の編み方、まとめ方はミニぞうりと全く同じです。

 編み初めの最初の部分、途中を同じ幅で編む、最後の編みのまとめ方をきちんとすることがきれいにつくるポイントですね。以下の写真では鼻緒がぞうり本体に編み込まれ、その横からでていますが、使い込むと足にフィットしなくなります。ぞうり本体と鼻緒は別にして、鼻緒の左右の取り付け口をぞうりの内側にした方が、いいことに気がつきました。不揃いな布幅、襟の芯材、縫い代など、ミシンで袋状にした紐の中に組み込んで、端切れを出さないぞうり作りを試みています。木綿のさわやかさにはかないませんが、何となく重量感のあるぞうりができました。


 布草履は夏の暑いときの履き心地が抜群です。素足に洗いざらしの布感触が心地いいですね。

 

  
ホンモノ、履ける布ぞうりも作っています。(クリックで拡大表示)