★★★ 寒い日本を脱出・ジャカルタホームステイ ★★★
(→独り旅の記録Topに戻る)

 今年の冬は例年になく冷える。暖かいとこに行きたい。 近くで暖かいとこといえば、東南アジア。
今まで行ったことないインドネシアがいいかも。どんなとこか行ってみよっと。
インターネットHomestay Webで滞在先を探す。10件ほどメールを送ったが返信は4通。
その中から、10日間滞在費10,000円、空港pick up OKのホストを選択。

2月2日:1日目
 成田―台北―香港―ジャカルタ。直行便なら嬉しいのだが、格安航空券(中華航空)故、2回も乗換あり、めんどくさい。

2月3日:2日目
 ホストに会えて無事到着しました。大きな家です。空港からは車で約1時間かかりました。 いま、朝食を終えたところ。

 スクランブルエッグにベーコン、パン&バター、コーヒー、普通の朝食メニューです。パンは日本と同じくやわらかふかふかタイプ。

 気温は30度近く、曇、蒸し暑いです。住宅街の一角という感じで、ジャカルタ市内までは、ミニバスのような交通機関があるようです。ただし、運行は乗客の多寡によって、適宜運転とか。

 近くに屋台もたくさんあるので少し歩きまわって、また報告します。

 提供された部屋は真新しく、クーラー付き、液晶TV、WiFi OKです。 ホストが昼飯を食べに近くの繁華街へ車で案内してくれました。インドネシア料理(ぶっかけごはん)ですが、内容は天ぷらとさつま揚げみたいなものとクラッカーみたいなもんなどいろいろ。

 しかし、帽子忘れ、気がついてとりに行ったがすでにありませんでした。

 帰りにスーパーでマンゴーを買おうとしましたが、見当たりませんでした。旬でないようです。仕方なく、メロンとバナナと南京豆購入。

 蒸し暑くて何もヤル気になれず、般若心経をなぞり書きしたり、数独やったり、うたた寝したり。夕方から猛烈なスコールあり。

2月4日:3日目
 夜は毛布一枚必要なくらいの気温で、過ごしやすい。

 朝食時ホストが帽子をなくしたのを心配して「欲しい帽子があればあげるよ」と持ってきてくれました。3個のうちから地味なのを選びました。ありがとうございます。

 奥さんは日本企業に勤めていたが、今はリタイアして、ホスト自身も週数日仕事にでかけるだけといってました。ホストの仕事の内容は聞いたけど、私の語学力では、はっきりしませんでした。

 朝から曇天、昨日の午後は猛烈なスコールだったので、昼飯がてら、昨日出かけた街まで行って(徒歩2kmぐらい)早めに戻ってくる予定。

 昼食たべに街に出た。途中で屋台があったのでそこで食べた。中華麺と肉らしきものが入った素朴なラーメンです。追加でトマトケチャップらしきものがかけられた。ぬるいのがいまいちだが、味はまあまあで70円(以下1,000ルピー:10円に換算)だった。

 その後スーパーまで行って例のザボン(大きいミカン)を買ってきた。輸入と書いてあって200円と少々お高いです。

 当方は歩いているので問題ないが、道路はバイク&車で猛烈に混んでいる。信号もないので渋滞すると殆ど車は動かない。バイクは歩道に入ってくるし、舗装道の脇の瓦礫の上を歩く。

2月5日:4日目
 日曜日、にちようび、ねてようび、の筈だったが、出かけた。

 ここは南ジャカルタだから北へ行けば中心街に出るはず。1時間以上歩いて、はて行き止まり左右に道があるが、どっち。何となく右へ。道なりに少し曲って大きなショッピングセンターに出た。 しかし、道路表示、地図との照合ができなくて、よくわからん。

 とにかく、適当に食事して、そのあたりを適当に歩きまわる。 帰り道、スコールに遭遇。仕方なく、出くわした食堂に入る。出されたラーメン(インスタントラーメンに玉子を入れて煮込んだもの)だけでやめておけばいいのに、出された水を飲んだ。これがぬるくて怪しかった、

 即下痢気味、途中のショッピングセンターで済ませる。 家に帰っても胃のあたりが不快感。以降、当地で出される水は禁飲とす。

 ジャカルタ市内まで車で1時間以上、ご夫婦と一緒に高級レストランで夕食。串焼きと豆腐と野菜と甘い味付けおかず(ごはんと混ぜて食べる)インドネシア風の味付けをいただきました。当地の料理は砂糖ちっく、甘い味が特徴のようです。

 お金出そうと思ったら、ご馳走してくれるとのことありがとうございます。 家を出たのが夕方5時すぎ、帰ってきたのが10時近く、とにかく渋滞がひどい。帰り道、ジャカルタ市内の要所を案内してくれました。

2月6日: 5日目
 今日はジャカルタ市内へのミニバスNo619にチャレンジ。ホストが心配して、迷子状態になったらこれを運転手に見せればよいと連絡先(ホスト住所、近くの街のショッピングセンター名等)を記したメモを用意してくれました。親切心に感謝、感謝です。

 ミニバス終点「ブロックM」は小さなお店がたくさん寄せ集まったモールですが、どこにどんな商品があるのかよくわからないし、かつ、広くて歩き回り、疲れて買い物する気力なし。

 一応フードコートがあって、カレーライスという日本語に惹かれて食べて見ました。確かに日本風カレーで、なんとか食べられるお味。ただ、お米がぽろぽろでいただけませんでした。

 ミニバスは渋滞&渋滞で、行き帰りとも1時間以上かかりました。

2月7日:6日目
 数日いると日課みたいなもんができてくる。

 起床6時、朝食 一応毎日パンとスクランブルエッグにコーヒーですが、今日はおすすめの焼き飯(当地名物ナシゴレン)にしていただきました。ちょっと甘くてハヤシライスみたいな味。

 朝食後は部屋で数独やったり、インターネットで新聞読んだり。9時から11時ぐらいまでロビーにでて、ストロー玩具や草玩具、指ハブ、おりがみなど暇つぶしの物作り。(散歩に出たとき、食事をしたとき、親切にしてもらった人にあげたり、遊びまわっている子供にあげたり、いろいろ用途あり)

 今日の散歩は2時間近くかけて、ちょっと遠目のモールまで。地下から3,4階まで見て回ったが、衣類だの、電化製品だの、お土産になりそうなものはなかった。

 途中で子供連れの女性が小さな道端で小さなお店を開いていた。小さな小屋があり、そこで休ませてもらった。子供に折り紙だの草バッタだのをあげた。

 夕食はほかほか弁当(日本語)とあったのでトライしてみた。300円でエビフライだのキャベツの千切りサラダ、人参大根の酢の物、甘辛味の肉系いためものなど。

2月8日:7日目
 昨日までいろいろ歩きまわったので、今日は休養日。 日中は暑いのでしばらくだらだらして、夕方頃また何か食べに行きます。

 さっき、奥さんがマンゴスチンを買ってきてくれました。あまくておいしいです。立て続けに3個もたべてしまった。 またこの家で採れるランブータンもおいしいです。タイのよりちょっと小さめでひげも短いです。

 夕食は涼しくなった6時頃、やっぱし近くの食堂で食べました。ご飯に野菜やお漬物みたいなもの、そこに辛いタレがかかったもの。それに貧弱なトリモモの唐揚げ。ぬるくてちょっと心配だったが一気にたべました。

 1時間以上たちましたが、お腹の調子は問題なしなので結果オーライ。

 
内容のわりに、110円と意外に高い。
 最初、ラーメンと同じぐらいの内容だったので60円出したら、5(片手分)たらないという。
 5円のことかとさらに10円出しららあと4という。
 ということはあと40円たりないので、結局110円ということらしい。
 そこで100円出す(まけてくれるわけない)、
 (案の定)彼は、あと1たりないという、、
 ハイ、結局110円出して決着。(1000ルピー=10円に換算)
 お金の会話は面白い。

 しかし、翌日これがぼられたと気づかされる。

2月9日:8日目
 今日もズルして家でだらだら生活。 ストローえび何個作ったことか。マジックボール(折り紙2枚ボンド接着)は手間隙かかるわりに、あんまし用途がない。竹とんぼ削りは結構力がいる。時に神妙に写経(毛筆の練習)なーんちゃったりして。 だらだら生活もわるくないです。

 昼食はラーメン60円、帰りにヤシの葉っぱをまいた食べ物と天ぷら(油で上げたもの)を計30円で買って来ました。ヤシの葉っぱの中身はおこわみたい、天ぷらはあげ豆腐に具をはさんであげたもの(すっかり冷めていて何日前に作ったのか不明状態) 今のところお腹も大丈夫。

 今、夕食から帰ったところ昨日のごはんが110円だったのでお向かいの同じような店に入って同じようなご飯をたべた。100円出したらお釣りが40円帰ってきた。

 昨日の店では、しっかりぼられようだ。 ということもあったりして。

 夕方6時すぎ、方々の家からコーランのお祈りの声が聞こえてくる。拡声器使って延々とやるもんだから、うるさいのなんの。これが朝方6時前だったり、昼頃だったり、一日3,4回ある。独特の節をつけて、そんなに金切り声出さなくてもいいのに。 加えてスピーカーの音量目一杯でやる。ご近所に「祈ってるよーん」と言いたいのかな。

2月10日:9日目
 部屋の広さは10畳あまり。クーラー、30インチぐらいの韓国LGの液晶TV。 マットレス、枕、抱きまくら各々2個、毛布一枚(夜中ちょっと冷えた時有用)、脇に4畳ぐらいの竹すのこ敷、床石作りひんやりして気持ちいい。部屋照明がちょっと暗い。電気スタンドなし、なので早く寝たほうがいいってこと。

 トイレは水洗、タイのトイレのように水道ホースミニお尻洗浄器あり。シャワーは電気温水器で、即温かいお湯が出る。

 朝食は別部屋で、インスタントですがコーヒー/ミルクコーヒー(砂糖入り)あり、お湯&水給水器完備、すぐ温かいお湯が出る。マンゴスチン、ランブータンなど食べ放題。

 家族同居、娘夫婦(結婚、幼子2名)、息子、娘(未婚)メイド2名、ホスト/ホステス夫妻。 大きな吹き抜けのロビーあり。午前はそこで暇つぶし工房開設(草バッタ、ストロー細工、折り紙、ぞうり編みなどなど)。

 今日は久しぶりに運動がてら「ブロックM」(ショッピングモール)とやらに出かける予定。歩いて3時間弱ぐらいとみている。帰りはミニバスNo619利用予定。

 ここジャカルタの排気ガスはすごい。今日は運動のため3時間ほど歩いて何とかモールに行ってきた。帰りはミニバスNo619です。吉祥寺排気ガス1年分を1日で体験した感じ。 道路という道路は排気ガスで充満している。

 途中でおやすみしながら草バッタを作っていたら、俺にくれというおっさんがい たのであげました。周りのおっさんも物欲しそうな顔をしていたのでストローエ ビだのストロー金魚だのあげました。

 昼はフードコートで吉野家を見かけたので食べてみた。270円だからそれなりの値段だが、結構人気があるようで行列ができていた。 ちょっと甘ったるいとこが当地の人の口に合いそう。生姜がついてなかった。辛いのはここのメインスパイスのはずだが。

 スコールで雨宿りしていたら、似顔絵描きの若者(年齢不詳)が椅子を貸してくれた。お礼に草バッタだのストローエビだのあげたら喜んでくれた。また、当地に来ることがあったら俺を覚えておいてくれといって名刺をくれた。

 暑いので水分補給には気を使っています。時にコーラを飲みますが、スーパーで500ccが60円です。

 歩いていたら子供が独り、石ころを並べてビー玉ちっくな遊びをしていました。シールや折り紙のマジックボール、花火、シールだのいろいろあげました。何となく気になったんだよね。

 イスラム系の女性がそれほど多いとは思えない。ファッションでスカーフをかぶっているのかな。みなさんビーズ飾りのついたきれいスカーフで頭部から肩まで覆っている。こうすると、どんな顔でもそれなりに見えるものです。 ただ、ただ、このド暑いのに、このかぶりもの、ホントご苦労さんといいたい。日本の女子高生のミニミニスカート、超寒い冬にもめげずご苦労さんと同じだね。

2月11日:10日目
 昨日は排ガスの中、散々歩きまわったので今日はお休みの日。

 昼になって、さあ、飯でもと思ったら猛烈なスコール、雷鳴、、。出るに出られず、食べそこね状態です。

 奥さんからバティックのスカートをプレゼント。かつ、夕食はホストが街へ車で連れて行ってくれた上、ご馳走していただきました。

2月12日:11日目
 早朝6時半発の飛行機、4時出発、空港まで車で送っていただきました。ありがとうございました。

 ジャカルタ空港は空港使用税150,000ルピー(約1500円)必。ジャカルタ―香港―台北―成田

今冬はとてもとても寒い!!寒い日本に逆戻りだあ。

(→独り旅の記録Topに戻る)