★★★4週間のヒマつぶし(2008年夏:28日間)★★★
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 オーストラリア、シドニー、季節は冬(7月)。4週間のホームステイ。目的は現地の生活体験。ホスト宅は2つ、前半は日本女性と英国男性の夫婦宅、後半は日本男性と豪女性夫婦宅です。食事は、前者は日本風、後者は豪風。住環境は、前者は明るくて広い部屋、後者は薄暗く狭い部屋。前者はmixiで後者はHP検索で知った。
 今回は両家とも家事を手伝いするチャンスがあまりなく、ちょっと残念。ヒマつぶしの小道具は、草玩具(材料現地調達)、折り紙(200枚)、竹とんぼ(材料&ナイフ等)、ミニぞうり(材料&編み具).


7月1日(火):1日目
 往復航空券4.5万円、燃油サーチャージ4万円、その他もろもろで結局約10万円のJAL往復航空券。石油高騰困ったもんだ。

 成田発夜8時、シドニー翌朝7時着。まずは列車でセントラル駅へ。ヒマつぶしに南北に通じるメイン道路(GeorgeSt)をサーキュラーキーまで歩いて眠気ざまし。季節は冬のハズだが気温は20度近い。さらにシドニーブリッジを往復したりして昼頃まで時間をつぶす。

  
サーキュラーキー、季節は冬だが木々や芝生は緑。ハーバーブリッジも渡ってみた。ジョギング人多し。


 ホスト宅に電話連絡後、最寄り駅Winyard駅から北上、killara駅まで約30分の電車旅だ。車で迎えに来てくれた。家は広く傾斜地を利用した2階建、北側にテニスコートあり。既に日本人、韓国人の若者2名が滞在中。部屋は広く、明るく、テレビ付き、申し分ない。2週間分の滞在費520ドルを支払う。

  
明るくて広ーい部屋、パソコンの部屋もある。


7月2日(水):2日目
 朝食はパンと牛乳のセルフサービスになっている。周辺の地理探索のため、午前はお隣りGordon駅スーパーまで散歩し、果物等購入。帰宅後昼食&うたたねするも、ホストの娘(中学生)、つづいて息子(高校生)の呼び鈴で昼寝を妨げられる。その後折り紙、草玩具作りなど。
 観光情報収集のため持参の旅本熟読。天気良好なるも風相変わらず強し。PC室は広く、インターネット環境良好なり。

7月3日(木):3日目
 運動がてら、シティまで歩いてみる。約3時間。Pacific Highwayを南下する一本道。途中のWestPack銀行でTC現金化(Amex手数料無料)。昼食5ドルのサンドイッチは不味い。帰りはWinyard駅から電車で帰宅。風呂に入ったついでに手洗いの洗濯。天気良好、気温日本の秋並み。


Geoge通り、でっかいMacのお店 。超薄型iBookをさわってきた


7月4日(金):4日目
 朝食用に買ってきたオレンジは不味い。パンも味が口に合わないのでジャムを付けて呑み込む。今日は一日家にいる予定。昼はバナナ1本ですます。竹とんぼ作り。しとしとぴっちゃん雨の1日であった。夕食はお肉いっぱいのカレーライス。

7月5日(土):5日目
 朝食は昨日の残りのカレーをパンにのっけて食べる。冷めてもカレーは美味しい。今日は別の隣駅Lindfieldのスーパーに食料買出し。高曇りは天気予報通り。ホストからビーズアクセサリーの作り方を教わる。カミさんへのお土産にどうぞと嬉しい申し出。夕食のサラダがおいしい。

7月6日(日):6日目
 早起きしてBlue Mauntain観光。KillaraからCentralで乗り換え、Katooombaまで約3時間。駅前のまっすぐの道、Echo Pointの標識にしたがって歩くこと30分。目の前のインフォでは、無料の地図は無いとつれない情報。
 Three Systers(3巨大岩塔)を巻いた(?)急な螺旋状階段伝いに谷に下りる。ここから2時間ほど歩いてトロッコ駅まで。名物超急傾斜トロッコでSeenic Worldに戻る。

  
駅からエコーポイントまで歩く。この先に樹海が広がっている。展望台から見た、樹海とスリーシスターズ。


樹海の中のブッシュウォーキング後、Seenic Worldへ昇るトロッコの駅

Katooomba駅に戻って午後3時。辛うじて夕飯に間に合う。お魚のあんかけ、デザートにアイスクリーム。

7月7日(月):7日目
 今日からホストの子供たちは冬休みらしい。午前、広いテニスコートで出来上った竹とんぼで遊ぶ。午後はNorth Sydneyまで運動がてらの散歩約2時間。帰りは隣駅まで電車で戻り、買い物して帰宅。5時半だが、既に薄暗い。

7月8日(火):8日目
 中華街に行くつもりだったが、なんとなく中止。太陽サンサン天気良好なり。折り紙、ミニぞうり作りなど。夕食は鳥モモのオーブン焼き、ごはんと野菜サラダが美味しい。

7月9日(水):9日目
 昼からシティへ。サーキュラーキーで思い出のフィッシュアンドチップスを食す。なんと8.5ドルもする。ダーリングハーバー、中華街をめぐってWinyard駅から家に戻る。5時前で明るい。夕食は焼き飯、ミニトマトのサラダ。

7月10日(木):10日目
 昨日買ったメキシコ産マンゴーは期待に反していまいち。シャワー後、洗濯を済ませる。高曇り。今日は一日外出せず、折り紙、転寝。スペアリブとごはん、ヒジキの煮物、わかめのサラダ。おいしい豪華版。

7月11日(金):11日目
 天気良好。グレープフルーツはすっぱい。午後シティに出て、そこからWeaverleyの次のホスト宅まで2時間位歩いてみた。在宅、お茶をいただく。移動日は、午後4時ごろ伺うことに決定。帰宅後の夕食はダンナが腕を奮ったラム肉with果物の煮込み料理、なかなかの腕前とみた。

7月12日(土):12日目
 パディントン・フリーマーケットで草バッタを出店。2時間ほどで売り上げ9ドル。自転車置き場らしく、見回りさんのおじさんから場所を移動せよと注意あり。移動面倒なのでそのまま帰宅。途中で食料買出し。夕食のとんかつ、おひたしなど日本味に満足。


さえないお店にも関わらず、お買い上げいただきありがとうございました。


7月13日(日):13日目
 高曇り、転寝、折り紙、寒いのでいまいち気が乗らない。ホストの彼女は講習用ビーズのアクセサリ区分け中。受講生は20人位とか。夕飯前の散歩、両隣り駅Gordon駅、Lindfield駅を周遊。夕食はごはんにチンジャオロースー。もやしのスープ。

7月14日(月):14日目
 ホスト宅移動のため、身辺整理。夕食前の散歩、昨日と逆コースで歩いてみた。夕食はそーめんナポリタンとコールスローサラダ。今日もダンナの料理。

  
ヒマつぶしに作った草玩具(鳥、バッタ、龍、指ハブ)、折り紙(くす玉、Magic Rose、八角箱)、ミニぞうりなど


7月15日(火):15日目
 移動日。朝食後備え付けの漫画本を読む。今日はホストのビーズ講習会。女性の甲高い楽しそうな日本語がびんびん聞こえてくる。午後1時ホストにさよならのご挨拶。
 Central駅乗り換えBondiJcn駅まで。駅前のショッピングセンター内にある立派なソファーで暇つぶし。4時半ホスト宅着。夕食はお隣さんと一緒に車で30分程先にあるクラブへ。外食は毎週火曜日のイベントとのこと。食後に映画「マンマミーア」鑑賞。こういうハイテンションの映画は好みではないがおつきあい。帰宅11時。
 部屋は2階、広さは6畳ぐらい2段ベッドだが、一応独り占め。滞在費540ドルを支払う。


一転して薄暗い部屋だが、済めば都。

7月16日(水):16日目
 朝食後、近所で草バッタ材料集め。材料のススキ風葉っぱはそこら中で手に入る。昼の昼食会(地域がん患者及び支援者の団体)で草バッタ、鳥をご披露。誕生日のお年寄りに進呈。喜んでもらえらたようだ。昼食12ドル、寄付5ドル。運動がてらにBondiビーチへ。


冬でもそこそこ人(波乗り野郎+アルファ)がいるBondiビーチ

6時帰宅。夕食は鮭缶のあんかけ風ごはん、かぼちゃ、いんげん、瓜付き。野菜はすべてグチャグチャ煮るのがこちら風。

7月17日(木):17日目
 薄暗い部屋で折り紙するも、ショッピングセンターの方が暖かいし、明るいし、即移動。駅前まで徒歩約20分。その後、Cetenial公園をがんがん歩く。夕食は車で約1時間、家族(娘夫婦、息子夫婦)と中東料理屋で会食。同様に草玩具で場を保つ。

7月18日(金):18日目
 ホストから朝のヨガ、夕食後シティでお茶の誘いあるもNo Thanks。今日は洗濯したり、ノンビリしたい。シャワー、洗濯を済ませ、午後はシティへ。Cenral駅下車、現在開催中のキリスト教信者の集まりWorldYouth大会案内表示に従って進み、モノレールPadiesMarket駅へ。ワーオ、改札口付近にPower House案内板あり、高架橋で一直線。写真撮影、パンフレット、見学など情報収集。多摩六都科学館のボランティアしてるから。

  
モノレールPaddys Market駅から高架橋でPowerHouse裏側から回り込んで、正面の広場にでる。

  
展示は一日かけても見切れないほど多岐にわたる。中には子ども達の遊び場、レストランも完備

 4時半家着。夕食はサラミの厚切り2枚にインゲン、人参、姫キャベツのグチャグチャ野菜。

7月19日(土):19日目
 パディントン・フリーマーケットに再挑戦。鳥よりも草バッタの方が売れ行きよし。17ドル売り上げ。明日以降の行動食を購入して帰宅、
4時半。

  
2回目の出店は初回より、見栄え向上につき、売上倍増!

夕食は具だくさんカレー。デザートが付く。果実缶とババロア。夕食後、カライドサイクル作製など。

7月20日(日):20日目
 Bondiビーチ・フリーマーケット、出店料65ドル、フリースペース無し!と意地悪そーなインフォのおばやん。海岸道路入り口風強く、出店適さず、早々に退散。天気曇り、夕方雨情報、ホストからお茶の誘い。withお隣さん、息子夫婦。ちびぞうり、草バッタ披露するも興味なし。夕食はトマト味野菜煮込みにパスタ少々。デザートは果実缶とババロアにヨーグルト。大盛りすぎ。

7月21日(月):21日目
 折り紙に専念。昼食後、貸自転車屋へ。しかし、風強くあきらめる。久しぶりの洗濯、夕食は肉、バスタのミルク煮、姫キャベツ、インゲン、トウモロコシ。デザートはパウンドケーキ(残り物)にアイスクリーム、缶詰フルーツ。超甘甘、我慢して食べた。

7月22日(火):22日目
 5時起床、ブッシュウオーキングへ。午後3時、予定よりも早めに帰宅。火曜日の夕食は定例のクラブへ。今回は鶏肉、サラダ。帰宅後お隣さんでコーヒー。今日から日本人女性ステイ。お隣にはドイツ人女性(WorldYouth参加高校生)がしばらくステイするとのこと。

7月23日(水):23日目
 Centenial公園で自転車乗りまくり、雨にもマケズ、2時間。オニイちゃん「ホッカイドーデ、ハタライテイタヨ」なんて調子がいいが、甘い顔をみせるとつけ込まれる。「超過支払い分6ドル返して」「Sorry.,,,sorry!」ごまかすなこのヤローですね。http://www.cyclehire.com.au/ には、ワルがいるので注意しましょう。

  
公園前のコノヤロー自転車屋。実は公園内にもあるのでそっちの方が良かったかも(料金未確認)

夕食は彼手作りのカレーライス。デザートは半分にしてもらった。夕食後日本人女性をまじえて雑談、ホストの結婚式写真などを見せてもらう。

7月24日(木):24日目
 午後、美術館へ。現代彫刻、現代アート、写真、造形など見て回る。ここから植物園へ。岬まで歩き、夕日とオペラハウスを堪能する。

  
シドニー王立植物園の岬先端、道路、遊歩道完備、対岸の眺め抜群


日が沈む、オペラハウスとハーバーブリッジの眺望

夕食は、カボチャのスープ、茹でたじゃがいも、瓜と茹で肉。娘夫婦と食事一緒。

7月25日(金):25日目
 ずっと一日家にいた。カライドサイクルや、アイソアクシス(紙細工)を作ったりした。夕食は娘夫婦とクラブで夕食、その後ブラジリアンダンスと歌のショー(12ドル)を見て10時帰宅。

7月26日(土):26日目
 三度目のパディントンフリーマーケットに期待したが、今回は全然売れなかった。折り紙、草バッタ合わせて3ドル。寒かったせいか、子供達も少なかったような。シャワー&洗濯。夕食はホストが外出故、一人でごはん。甘辛魚と甘辛野菜炒めに味噌汁。味が濃いので夕食後のどが乾く。

7月27日(日):27日目
 昼近く、BondaiJcnのColes、WoolWorthでおみやげ購入。ナッツ、各種チーズ、ドライフルーツ、マヨネーズなど食料品オンパレード。帰宅して荷物整理。夕食後、鍵返却。


Bondi Janction駅前には週末、市が立つ

7月28日(月):28日目
 空港までは列車($15:徒歩20分)よりもバス($5:徒歩10分)が便利とホストから助言あり。早朝5時のバスで約1時間。International空港バス停は隣のおじさんが次だよと親切だ。所定の搭乗手続きを済ませ、無事帰国。


 両家ともインターネットが使える環境にあったので、「地球の歩き方」へ以下の情報を投稿した。採用されたら本貰えるらしい。


フリーマーケットに挑戦(2008年7月12日土曜日)

 興味半分でパディントン・フリーマーケットに挑戦してみました。売物は、私の手作りの草玩具、折り紙、ミニぞうりです。教会周りは非常に混み合っていて入る余地はありません。ちょうど食堂と教会の間のフリースペースのような場所があったので、そこで売ることにしました。11時から2時間ほどでしたが、お年寄りや子供づれの母親などが草玩具に興味をもって買ってくれました。売り上げ9ドルとささやかなものでしたが、得難い体験ができたと思います。
  お店を開いた場所がちょうど自転車置き場だったようで、見回りの方から場所を移動するように注意されましたが、特に出店料など請求されませんでした。(請求されたらすぐ店仕舞いするつもりでした)但し、同じ事をしてトラブルにならないよう気を付けて下さい。
(なお、教会敷地内では部外者は出店禁止とのことでした)

Pikeletsはいかが(採用!うれしー、「シドニーの歩き方」送られてきました。)
 朝食の堅いパサパサのパンやシリアルに飽き飽き、昼食のホットドッグも二度、三度となると、何か他にないものかと誰しもが思います。そんなとき、近所のスーパーでPikeletを買っておくといいですよ。Pikeletsは日本のいわゆるホットケーキと食感、味共まったく同じ。子供達の昼食やハイキング時に親が持たせるようです。
  町を歩いていて、小腹が空いた時の行動食にもいいし、朝食代わりにもいいですね。大きさもいろいろあって、直径5cm位、10枚ほどはいったもの一袋が2〜3ドルぐらいで売っています。私はよく利用していました。

シドニー近郊ハイキング(2008年7月22日火曜日)
 インターネットで探したhttp://www.manachan.150m.com/mount_spit.htmの「CowanからBrooklyn(行程:11km、4時間)」を歩いてきました。コースの内容はその記述に詳しいので、ここではコースの標識をたどりながらの行程を紹介します。

 起点はCowan駅、下車した反対側ホームの南端にThe Great North Walkの標識あり。線路をわたって標識に従って駅を出て東側に進み高速道路の高架橋を渡り、すぐ山道に入ります。坂道を30分程下ると、湖のようなCowan Creek(No Camp & Fireの標識あり)に到着。そのままCreek沿いに10分ほど歩くとThe Great North Walkの標識がある見晴らしの良い場所に出ます。ここが最初の絶好のお休みポイント。

 次いで小さな小川を横切って上り道に入る。矢印(→、>)の杭状標識、岩にはっきり刻まれたステップや碁盤状の鋸目をたどれば道を間違えることはない。40分ほど上ったところに小さな箱が設置され、中に歩行者名簿が収納されている(私も記名した)。この先、1時間ほどは上ったり、下ったりの変化のある木漏れ日の道だ。途中大きな「鯨岩」(3つの黒い岩、私が勝手に名付けた)の間を通る。調子に乗って勝手に名前を付けていく。石畳の「亀の子岩」、下がえぐられて口のような形をした岩「カバの口」、「蛙の口」などを横目に通過。岩に埋め込まれた鉄筋の階段を上ると←The Great North Walk→、Cowan 5km、Brooklyn 6kmの標識があって、広く明るい林道に出る。

(ちなみに、道中には大きな岩が沢山ある。日本ならさしずめ、いろいろな名前が付けられているはず。こちらでは日常的にどこにでもあるので余り関心がないのだろう。コースに参加した人があの岩はxx岩yy岩なんて勝手に名前を付け合ったら、面白いハイキングツアーになると思う。貴方も名付け親、オーストラリアの岩々に命名する楽しいハイキングに参加しませんか。しかし、日本人が国立公園の岩に勝手に名前を付けたら、オーストラリア政府から警告ありかも、なんて想像しながら歩く。)

 30分ほど広い道を歩くと右手にCowan Creekに架かる橋やボートが見えてきて、下りになります。ほぼ、下りきると目の前に池のようなBrooklyn Damの標識、続いて、Brooklyn 2.2km Cowan 9.8kmの標識で行程も終わりに近いことがわかります。あとは軽い上り下りのある林道を端にある杭状標識(>)をたどりながら歩きます。下に車道が見えて下りの標識に従い細い道を降りるとRailway Ferry300mの標識があって、このコースの終点Brooklynの住宅街(Hawkesbury River駅前)に到着したことが確認できます。街にはカフェもあって食事もできます。

 シドニーといえば海、Ferryや海辺のアトラクションでの観光が有名ですが、山の方で汗を流したい人もいるでしょう。Blue Mountainsはいかにも遠い、シドニー近郊で山歩きの出来るところを探していたところ表記のHPに遭遇しました。歩いたのは今冬(2008/07/22)ですが、夏でも木が茂っているのでそれほど日照がきついことは無く歩けると思います。3km/時間ぐらいのペースで朝9時出発、昼の1時にはHawkesbury River駅に着きました。残念ながら季節のせいか、歩いている人や生息しているかもしれない動物には一切会えませんでした。残念!

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