★★★世界一周「いつやるか?」「今でしょ!71歳」(2013年:8月-12月)★★★
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 オロオロ爺のタクシー
8月2日 ロスアンゼルス→メキシコシティ
 ほぼ定時、ロス発、ダラス経由、メキシコ。ダラス乗り換え特に問題なし。飛行機はちょっとボロかったが無事メキシコ着。

 前にさっぱりした感じの日本人らしき男性。話しかけると日本人。やったねー、これで、、と思いきや、現地の人の迎えあるのでと冷たい。タクシーで相乗りを暗に持ちかけたが「タクシー、すぐわかりますよ」だって。自分でやんなさいってこと。

 200$ペソ両替、タクシー窓口でチケット205ペソ購入。指定の出口ゲートで係員がタクシーに誘導してくれる。なーんだ超簡単じゃんか。つうことで無事宿着。 

 タクシーを降りて荷物状態の私をみて、その辺りにいたおじさんが我が宿サンフェルナンド館の呼び鈴を押してくれた。中から滞在中の日本人が扉を開けてくれた。

 オーナーは夕食時に降りてきて11日分100$(1日割引)。オーナーには「ねんどろいど人形」と消せるボールペンを謹呈した。夕方土砂降りの雨あるも、すぐあがる。

 朝食、昼食、スーパー買物
8月2日 メキシコシティ
 朝食はパンとバナナとコーヒー、これで十分。みんな果物だの牛乳だの共用冷蔵庫あり。

 ニカラグア駐在の小学校の先生、ロスに住んでる映像作家、キューバ経由で日本へ帰る人、ここの主らしい長期滞在人だの、いろいろ。

 昼食は宿の住人と近くのレストランで。私にとってはありあまるコース昼食で美味しかったです。40ペソx2なので私が払いました。1ペソ約10円と思えばいいかな。

 午後、住人数名がスーパーに行くというので付いて行きました。マンゴー、水、インスタントラーメンなど。15分ぐらい。スーパーでは、荷物まとめ人にチップ数ペソ上げてくださいとのこと。こうやって街を歩くとだんだん馴染んでくる感じがする。

 プロレス観戦
8月2日 メキシコシティ
 宿人数名がプロレス観戦に行くというのでわたしも参加、計4名。地下鉄で2駅。

 見た目で勝ち組はわかっている。日本人(3名1組)は当然こちらではやられ役。

 なんと帰宅は真夜中12時、みんなで行けば怖くないってか。みんな宵っ張り、まあ明日の予定も特にないのでノープロブレム。

 プロレス観戦の帰り道、なぜか外国人二人に呼び止められて写真撮影。よーするにヒゲの東洋人がめずらしかったのでしょう。


全然ノッてないのが見え見え、こういうの苦手です

 朝食8時、地下鉄演習
8月3日 メキシコシティ
 明るくなるのは8時ごろ、朝食もこの時間。男性ドミの住人は入れ替わり立ち代り、ほとんど若者。

 居合わせた高校教員の女性に指ハブを教えてあげたら、ドミ住人男性「自分も、」と要望。女性は普通に編めたが、男性は要補助。竹とんぼ2機完成、宿前で試験飛行成功。

 昼食後はケレタロ行きの北バスセンターまで地下鉄移動の予行練習。気温涼しい。
(旅の掲示板で知り合ったE氏。「我が街ケレタロはいいとこなので是非いらっしゃい」というお誘いあり)

 北バスセンタまでトレース。昼食は昨日と同じ食堂、食べきれないので残りは包んでもらって夕食代わりです。40ペソ。

 地下鉄は事前のメモが役に立って無事北バスセンタまで到達。途中乗換のホーム移動が長い。昨日ケレタロのE氏とメール連絡がついたので月曜日に訪問する旨返信。

 スーパー
8月3日 メキシコシティ
 新宿人がスーパーに行きたいというので、ヒマヒマの私が運動がてら応じさせて頂きました。

 しかし、ずっと買物籠を引っ張って、彼女の後をついて回る羽目になりました。
(老爺「私が、、」(実際そういいましたけど)といっても、普通「自分がやります。」ていうんじゃないかなと思ったのだが。)

 その夜、宿管理人(日本人)の方提供のチーズケーキをいただきながら、深夜1時頃までよもやま話。
(オーナーはメキシコ人、長期滞在の日本人が宿管理人代行(お手当があるらしい))

 掃除&洗濯&ヒマつぶし
8月4日 メキシコシティ
 朝9時をすぎると掃除が始まる。従業員は感心するぐらいよく働く。ロビーはいつも綺麗で気持ちいい。

 久しぶりに洗濯をすませホッとしてるところ。ストロー細工だの折り紙だのでヒマつぶし。

 爪が伸びたので切った。午後、運動がてらスーパーに出かけてラーメンとさくらんぼを買った。帰り道、手持ち無沙汰に遊んでいた兄妹の二人に、カライドサイクルをあげた。

 このところ夕方スコールのような雨が降る。早めに洗濯物を取り込む。厚手の靴下の乾きが悪い。空気が薄いので息が切れる、3階まではゆっくり上がる。

 そう言えば、同宿の太った男性が初日高山病で寝てたとか。今のところ体調に変調なし。水を沢山飲むといいらしいってほんとかな。メキシコシティは一応高地。

 同宿に日本人プロレスラーもいます。明日はケレタロへバス移動。

 メキシコ→ケレタロ バスの旅
8月5日 メキシコシティ→ケレタロ
 朝食メニューはフランスパン(おいしい)、ゆで練り卵、各種ジャム、バター、時にバナナ、コーヒー。

 昨日半乾靴下も乾いた。荷物整理、ケレタロ行き準備。

 バス代は233ペソ、3時間弱のVIPバス。飲み物とチーズパンと甘いクッキー付き。荷物を預けて、並ぶと軽食が手渡され、ボディチェックを受けて乗車。ケレタロまでノンストップ。

 バス停までは地下鉄で移動。E氏からは乗換駅で死ぬほど歩くからバスにしなさいと案内を頂いたのですが、断然わかりやすい地下鉄を選択。まあ東京駅の中央線から京葉線への乗り継ぎぐらいかなあ。

 バスはゲートに入る前にまず荷物の検査あり。もちろんすべての荷物、ザックを含めてなので荷物の上げ下げがとてもしんどい。そしてそれをバスまで自力で運びます。空港並みの検査ですが、運搬台車等なし。大型ザックをバスの腹まで移動し預けてから、軽食をもらってさらに手荷物中身、ボディ検査あって乗ります。とにかく面倒くさいでした。

 バス乗車で実は小トラブル。入ったゲートを間違えたらしく、荷物をドッコイショしてそれらしきバスで乗車券提示。実はバス会社がたくさんあって100以上のバス発着ブースあり。私はたまたま20番。

 どうもVIPと一般バスで入り口が違うらしい。どこへいきゃあいいんだ、係員に聞いてもxxxxxx。わかんない状態で「何とかしてよ(日本語)」で頑張る、、としばらくして作業員らしい男性が荷物を持ってくれてこっちへ来い状態。当方ついていく。

 ぐるーっとバスセンターを一周りして100番台、目的のバス前まで。重い荷物、ありがとさん、感謝のチップ20ペソ。

 乗車してすぐwifiが使える。乗ったバスの会社名、出発時刻をメールで送信。ケレタロには予定通り15時前着。E氏が車で迎えに来てくれた。

 街の中心付近を案内してもらい、かつ宿を予約してもらった。1泊160ペソで7日間。部屋は3階、ベッドはダブル1つ、シングル2つ、トイレ・シャワーは1階という不便な配置だが、本日はダブルベッド独占で就寝。明日は明日の風が吹く。朝食は付かない。


ケレタロはいいとこなので是非と勧めてくれたE氏家族

 E氏と一緒
8月5日 メキシコシティ→ケレタロ
 夕食は日本人経営レストラン「つる」で焼きそば。2階がカラオケバーになっている。お店の名前にちなんで、私の作った「折り鶴ピアス」一式7セットを進呈した。

 焼きそば100px2=200ペソ。E氏宅訪問。その後宿まで送っていただきました 。

 とても話し好き。15時に会ってからずーっと街案内、夕食(日本人食堂)、自宅案内、宿送。ここで話が止まるかとおもったら、さらに宿の前で夜の23時まで。

 両名にとって切実な老後の話に及ぶともう止まらない、止められない。

 出直し、食事、買物
8月6日 ケレタロ
 起床8時。朝食代わりのビスケット。荷物整理、街散策。ラーメンぐらい買いたくて歩いたけど発見できず。代替ホットケーキ購入。

 焼いてわびしい昼食(でも意外とうまく焼けてうれしー)。「地球の歩き方」読んでから出直し。

 午後、「歩き方」に出ていたインフォで地図入手、マーケットの位置を確認。移動は暑いのでしばらく公園で折り紙したり、ストロー細工したり。

 怪しい爺さんゆえだれも素通り。誰かに作品をあげたかったんだけどな。

 日もかげって16時行動開始。朝、昼食粗食なので、通りがかり中華屋さんの各種おかず添付チャーハン(大量約2人前)を無理やり押し込む。野菜たっぷり、お肉沢山。

 マーケットは衣料品から食料品まで雑多。マンゴーとグレープフルーツ購入。

 きれいな街
8月7日 ケレタロ
 起床8時。ホットケーキが昨日に引き続き上手に焼けました。マンゴーはまだ熟してなくてちょっと酸っぱいけど気分が引き締まる。

 昨日もキングサイズベッド独り占め。ネットも部屋でできるし、最高。

 旧市街は四六時中お掃除おばさん落ち葉など掃いてるし、路上にゴミなどなくてとても綺麗。石畳の道は狭い、路上駐車も多いけど信号は少なく、運転手のマナー(歩行者優先)もいいです。

 ちょっと中心を外れると道も凸凹、歩道に穴もあったりするが。街の中心の緑地帯には夕方からは家族連れが夕涼みがてら沢山集まってくる。

 子供連れが多く、日本の昔の古き良き時代を思わせます。

 両替、近場の銀行に行ったら、即「xxx、、」やってません。仕方ない、そのあたりの両替屋を探す。E氏から教えてもらったのはこの辺り。1ドル11.8ペソ両替。その後別なお店で11.9ペソ。大差ないのに悔しい。

 フロントの女性に教えてもらったスーパーに行ってみた。野菜だの肉だの売ってるけどラーメンなどの袋物はない。遅い昼時だし(3時)食事にしよっと。

 ぐるっとお店を眺めて、一番混んでるおばさん2名店のカウンターに座る。3人先で食べてる人のお皿を指す。「xxxx」「あれよ、あれ!」「zzzz」(了解)らしい、同じ物が出てきた。チャーハン、鶏肉、ゆで野菜、、、、飲み物は白い甘々カルピスみたいな。

 ちょっと飲み物がお腹に怪しいと思ったが、4時間後の今も大丈夫なので大丈夫。ということにしておこう。

 近場のXX公園は世界遺産の旧市街の外。このあたりになるとやっぱし道路も凹んで歩きにくい。ゴミも多少あり、浮浪者らしき人も散見する。

 公園の入口は閉まっていて中を見るとだれもいない???公園に沿って、屋根付きの露店街がある。cdだのバッグだの雑貨店群。公園でうたた寝でもしようかと思ってきたのに、入れない。残念。

 気温、小銭、果物、手仕事
8月8日 ケレタロ
 昼の気温は30度ぐらい。木陰に入ればそれほど感じないが、歩きまわればやはり汗はかく。夜も暑さが多少残るが、25度ぐらいか。朝方は20度ぐらい、シャツ一枚では寒い感じ。入ケレタロ以来、雨なし、毎日ピーカン。

 食堂で食べた後「Quant?」「xxx」わかんね。でもって、大体これぐらいだろうと札を出すので、小銭が溜まりがち。
 そこで「xxx」ときたところで、基本単語帳の数字のページを示す。「treinta cinco」を指さしてくれた。当方大声で「トレインタシンコー」。「zzz」(そう)という雰囲気。小銭から35ペソを払って小銭消化。

 昼食35ペソ。肉、豆、チャーハン、トルティージャは火が入っているが、昨日と同じ甘カルピス風飲み物とレタスの千切りが、、3時間後お腹大丈夫であります。

 マンゴーは食べにくいのでグレープフルーツを買った。昼食に倣って、「quanto?」&数字ページ、、「doce」らしい。大きな声で「ドーセ」で12ペソ。小銭消化。

 市場で物色していると子供が「ペソ、ペソ」と寄ってくる。指ハブはどうだ。昨日作ったばっかし。抜けねーだろ「ワオー」と大げさにやってみせる。
 市場を出るとき彼が大人相手に同じ事をやっているのを見て、どや顔した。

 午後、部屋のドアを開けてPCしてたら、フロントの女性が冷たいジュースをサービスしてくれた。実は隣で作業中の男性への差し入れついでだが、とても嬉しい。お礼にねんどろいどの演奏人形を進呈した。

 夕食はクロワッサン、ハム、グレープフルーツ。食べてるとE氏訪問。よもやま話で23時。

 手作業、ラジオ体操、イグアル、ブチュブチ
8月9日 ケレタロ
 午前中は気温20度前後とてもすごしやすい。ロビーでカライドサイクル、マジックボール、指ハブなど手作業を楽しんだ。

 フロントの女性「xxx(何やってんの?)」、爺「これ面白いでしょ」、話しかけられただけで超うれしー。

 昼さなか、手作業に飽きて外に出たら急に体操したくなった。毎日やってたけどこっちに来てサボっている。通りがかりの人の目なんか気にしない。ラジオ体操第一!第二はできないのでやらない。

 昼食はメルカド。こないだの店のおばさんの笑顔に引き寄せられ、カウンターに座る。隣のおじさんのお皿を指さして「イグアル!」(同じ!)。

 前回訪問して閉まっていた公園が開いていたので入ってみた。竹とんぼ飛ばせるかなと期待したが、木が茂っていて無理。

 昼間から、それもこの暑さの中でブチュ、ブチュしながら、抱き合ってるカップルがそこかしこはお国柄。

 歩いて20分ほど超有名な水道橋の末端に出る。渡れるかと見渡したが、それらしき雰囲気はないので、自粛。

 ストロー細工、ピラミッド。カレーライス
8月10日 ケレタロ
 折り紙だのストロ−細工で遊んでいたら、「xxx」と同宿人が声をかけてきた。若い女性だったので(舞い上がり状態)嬉々として今まで作ってきたものを全てご披露。その中でストロー細工のザリガニがお気に入りらしい。

 即、謹呈、ワーオー、単純爺。

 E氏が車で近くにあるというピラミッドへ案内してくれた。発掘途中で柵外から石垣や社跡を見るだけ。触れないのが悔しい。
 幅約100mx高約30m。5m四方ぐらいの石積みから年々石を積み上げて大きくしたらしい。ということは基本全石山。ここのピラミッドは完全単純石積山、

 エジプトのピラミッドみたいに空洞はないので、ちょっとつまんない。

 E氏宅で夕食カレーをごちそうになった。近くに語学留学でホームステイしている日本人A氏も参加。民族問題から世界情勢まで堅い話ながら延々23時まで。

 久しぶりの日本語シャワーに全員疲れ果てたところで解散。

 E氏夫婦訪問あり、雨模様
8月11日 ケレタロ
 8時起床。めづらしく朝から雨模様。昨日の午後、E氏が車で周辺をドライブ案内してくれた時も一時的だが強い雨にあった。肌寒い。当地に来てほぼピーカン、時に雨にあうと少しホッとする。

 ホントは3,4人ドミだけどずっと一人だった。E氏が頼んでくれたのか、爺なのでフロントが気を使ってくれたのか分からないが、この事実に感謝。気兼ねなく7日間をすごすことができました。ありがとうございました。

 明日アグアスカリエンテスへ移動のため荷物整理していた午後、E氏夫妻がみえた。明日早朝出発のタクシー8:00をフロントに依頼していただいた。流しを拾うより安心確実、ありがとうございました。

 奥様には私の手作り折り鶴ピアスを謹呈した。奥さまはメキシコ人、スペイン語しゃべれなくてゴメンなさいです。ハイ。

 荷物の整理完了。ラーメンぽい、米っぽい食事が欲しくて夕方街に出る。えっ、サブウェイがあるじゃんか。野菜っぽいのもいいかも、方針変換、サンドイッチロングなら明日の朝食にもOKだし。

 サンドイッチをぶら下げ、広場をウロウロしてるとやっぱし雨。庁舎ゲートらしき大型雨宿り場所発見、駆け込む。

 暇つぶしで雨上がりを待つことにする。草バッタを2匹作ってみた。異様な目つきの若者がバッタをじっと見てブツブツいうのであげることにした。もう一匹は母親と一緒に見ていてくれた子供にあげました。

 土砂降り、1時間以上、少し雨足がおさまったので手持ちのビニールをかぶってホテルに戻る。油断大敵、反省、雨模様外出、傘を持って出るべし。

 タクシー&バス
8月12日 ケレタロ→アグアスカリエンテス
 うう、宿からタクシー、この距離で50ペソとは安いと思いました。運転手さんも親切。バスの切符購入、乗るまでの一連の儀式、ちょっと慣れたかな。

 ケレタロ発9:20 アグアスカリエンテス着14:00なので5時間弱乗ってることになる。途中レオンで乗降客あり、30分ぐらい停車。

 バス時間の暇つぶしは食うか、寝るか、何か手作業するか。日本から持ってきたシュロはまだ青々として草玩具つくりに十分使える。

 バスに乗ってしばらく居眠りして目をさます。手持ち無沙汰なので草玩具フェニックスを作ってみた。隣のおばさんが「xxx」声をかけてきたので進呈した。しきりに感心しているのでさっき作った草バッタも。そしたらチョコレートをくれた。「グラシアース」

 アグアスカリエンテス着、タクシーはバスセンターの外。運転手にホテルの住所を示す。なかなか陽気な運転手で英語で話しかけてくる。こっちも気分が良くなってさっきもらったチョコをあげた。運転手が車を止めた

 おや?ホテルの看板がない。でも「ここだ!」という運転手、言われるままに降りるとタクシーは行ってしまった。

 さーどーする。手持ちの住所メモから通り名は間違いないらしい。重いザックを背負って、お店2,3軒ホテル名を見せ訊ね歩くこと十数分。約500mほど歩いて到着。

 爺を甘く見てこの辺で降ろしちゃえということでしょう。恩(チョコレート)を仇で返してくれた運ちゃん、このやろーです。 反省してね。
 教訓:タクシーはホテル名を確認してから降りるべし。当たり前だ。

 朝食
8月13日 アグアスカリエンテス
 8時頃遅れたかなと思って一階に降りたら、ちょうど温かいものを用意しているところだった。朝食の定時は8時と思うことにした。

 パン、シリアル、果物、スクランブルエッグ、、、飲み物。インスタントコーヒーにお湯と思ったらコーヒーが出てきた。コーヒーマシンの前にインスタントコーヒーなど置かないでくださいませ。

 朝食後、街の中心旧市街セントロへ。午前は店も閉まっていて人通りもまばら。当地の仕事始めは午後1時以降らしい。雰囲気はケレタロと同じように緑があって石畳、狭い路地、広場にはお店や出店がそこかしこにある。

 コーヒー飲んで暇つぶしの手作業を1時間ばかり。だれも声をかけてくれそうないのでコーヒー番の女性と話し込んでいた女性に指ハブの使い方をご披露して、プレゼントした。これで恋人を「get!」してねの意を「身振り、手振り」言葉で説明できないのが悔しい。
(それにしても受取拒否されなくてよかった、ホッ)

 緑緑した公園があったので入ってみた。真鍮の銅像がところどころにあったり、日陰で涼んでいる人、時々リスが道を横切って、子どもたちの歓声があがる。

 たまたま、お爺さん二人連れの銅像を見かけたので、頭を撫で撫でしててきた。ご利益あるか。それほど広くはない。

 教会の中は涼しい。誰に気兼ねすることなく、折り紙だの草玩具作りを楽しむことができる。しかし、何故か私の周りを避けて入場者は通り過ぎて行く。そうです、それが普通です。なんたって怪しい爺が何かシコシコわけのわからないことやってるから。

 地図でバスセンターを見るとセントロから歩いていけそう。実際に地図を片手に歩いてみた。その方面に歩いている母娘二人と抜きつ抜かれつ(意識したわけでもなく)。

 大通りに面したところで母親が「xxx」と話しかけてきた。地図を示すとそう「ここを左手まっすぐよ」「グラシアス」

 バスセンターから歩いてホテルに戻る。約30分。明日朝のバスセンターまでは歩いてくことにした。タクシー代節約&運動不足解消ですね。

 19時、無理を言ってお会いしたいとメールした日本時学校のY先生がホテルを訪ねてくださった。学校の教室、芝生の運動場、そして体育館。そして、体育館の演壇を見た時、昔々自分の小学校の卒業式を思い出して少しうるうるした。当時6年間の無遅刻、無欠席でもらった精勤賞が誇らしかったのを思い出した。

 その後、Y先生に日本料理店でご馳走していただきました。久しぶりの日本語がとても心地よかったです。図に乗って、手作業の作品をいろいろご披露させていただいた。(きっと自分はドヤ顔していたに違いない) 

 えーと、基本は、少しでもY先生のお仕事の役にたっていただければとの思いです。他意はありません。押しかけメール爺にお付き合いいただいたY先生に感謝。明日はグアナファトへ移動。

 バス旅グアナファトへ
8月14日 アグアスカリエンテス→グアナファト
 バスセンターまで歩いて30分、少し汗をかいたけど適度な運動ということにしておこう。少し休んでLEON乗り換えグアナファトの切符購入。
 LEONのバス乗り換えで少しウロウロしたけど何とかクリア。グアナファトは2時頃着。ピーカンの天気。

 5日後メキシコシティへの帰りのバスはETN社バス購入(5時間以上かかるのでデラックスバスETNにしなさいとE氏おすすめ)これでメキシコシティに戻るバス切符は確保。

 タクシーで街に入る。今回は間違いなく宿alonso確認後・下車。ドミトリは2段ベッド8人部屋。今のところ宿人は私だけ。付属の台所、シャワーなど早速使ってみた。鍋が足りないが、シャワーの湯は完璧。コンロでマッチ使用が懐かしい。

 部屋にコンセントがないので入り口のPCコンセントからタコ足配線。無線LAN可。20時だがまだほの明るい。目の前を通り過ぎる人を眺めていて飽きないのは、歳のせい。

 朝食、買い出し、街散策
8月15日 グアナファト
 一応朝食が出そうなので待つ。10時ごろになってやっと準備。宿人は外国人女性と私だーけ。天気は昨日と同じくピーカン。公園、広場、メルカド、日焼け止め、サングラス。

 宿はほぼセントロ中心、位置的には一等地。迷路、坂、狭い路地。雰囲気はケレタロ、アグアスカリエンテスの方が古いながらも洗練された感じがする。この街は、ちょっと古めかしすぎる。

 地上道路の下を迷路のように地下道が走っている。地下道は方向感覚がつかめないのと安全のため基本上の通り優先、時々地下道を歩く。

 メルカドでは、果物を少し買った。前の小さな緑地帯では靴磨き3連がお客待ち。それなりに利用客がいる。メルカドの前で帽子を敷物代わりに休む。通りを眺めるのを切り上げ、さて移動するか。

 すると、脇の子供連れのご婦人が「xxx」。おーっと帽子を忘れるところだった。(帽子を敷物にしたバチが直撃)パクパク唇折り紙で感謝「グラシアス、グラシアス」&謹呈、はんせー、今後敷物にはいたしません。

 マンゴーは皮むき、切り出しが面倒。時にはって感じ。今日はグレープフルーツとメロンに挑戦。両者完璧に美味しい。
 実はメキシコシティのグレープフルーツのスカスカ果実を経験したので、今回はうれしー。今晩また食べよっと。

 19時過ぎ日も陰ってきたので広場に出かけた。人でごった返している。楽団の演奏もあり立ち止まって聞いている人人人。教会の階段で行き交う人々を眺めながら、草のフェニックスを編む。男の子が近寄ってきて興味深そう。

 「今できるから、、justmoment」(手つきで理解してくれ!)出来上がったので手渡す、「れがろ(プレゼント)!」って言ったら喜んで受け取ってくれた。(レガロを教えてくれたTさんありがとうございました)

 父親から記念写真をせがまれ、彼と彼の小さな妹達と作品と一緒にパチリ。子どもたちと一人ひとり握手して別れた。

 ケーブルカー、昼食
8月16日 グアナファト
 搭乗時間数分。山の上には土産物店が沢山。セントロを中心にすり鉢状の小さな町。新市街は山の裾まで伸びて、水道水圧大丈夫かな?といらぬ心配。風が通り抜けてホント気持ちいい。

 ストローでサソリを編む。中年のおじさんが興味を示してくれたのでさっそく「れがろ」。喜んで受け取ってくれた。

 メルカドの屋台料理には興味があるが、お腹が心配だ。高級レストランは肌に合わない。現地料理の食堂は注文が面倒くさい(実は注文の仕方がよくわからない)。
 その点、テイクアウトの中華料理は調理済みの料理から選ぶのでとても分かりやすい。今日は中華料理(火も入っているのでお腹にやさしい)にしよう。

 ドミトリは8人部屋だが、これまで3泊ともひとり占拠。他の個室も一晩だけの旅者だったり、今日は女子ドミ、個室4室とも泊人ゼロ。夕方の人出をみると観光客で溢れているようにみえるが、一等地のホテルの客が0人とは、いやたった一人とはどうしたわけか。

 宿帳拝見、ストローえび、地図、音楽
8月17日 グアナファト
 8時起床。朝食10時までたっぷり時間。フロントに無造作においてある宿帳をみる。私の前に日本人1名1泊(未遭遇)、そしてその右欄には1泊120の文字(宿料金?)。確か自分は130ペソ支払ったので、余分は彼女のお小遣い(と思うことにした)。いつも可愛い娘を連れてくる。

 日本人経営の小さなレストラン。「地球の歩き方」に出てる。目立たない路地の先。昼過ぎ、外国人客でとても混んでいた。店の前の石段でしばらくストローえびを編んで暇つぶしするも、席空かず。混んでることは皆さんに支持されていることでしょう。日本人として嬉しい事ではある。

 暇つぶししたけど席が空かなかった記念にストローえびをレガロ(プレゼント)させていただいた。拒否はされず「すごいですね〜」といっていただいて、少しうれしい。

 すんません、押し付けちゃって。入り口に吊るしてあるちびた折り鶴と一緒にストローえびがぶら下がっていたら。それは私の作品です。なーんちゃって。

 インフォで貰った地図。通り名で建物を確認できるのはいい。しかし距離感がつかめない。その点、「地球の歩き方」の地図は縮尺がしっかりしているので距離感、方向感も含めて、すーと頭に入る(もちろん通り名もしっかり書いてある)。

 土曜日なので野外演奏あるかも。たまたま、遭遇したジャズトリオ、吹き抜ける風に心地いい。1時間近くも石段に座って聞き入ってしまった。

 夜20時過ぎ街に出てみた。22時頃まで途中広場の石段で休んだりしながら歩きまわってみた。この時間でも道路は家族連れ、観光客(と思われる)で真っすぐ歩けないほど。

 超観光地なので日本人も沢山いるかと思ったが遭遇ゼロ。数独本と夜食代わりのクロワッサンを買って帰った。

 同宿人出現、銅像ビジネス
8月18日 グアナファト
 本日若者同宿人あり。まあまあ通じる日本語を話す外国人。話しかけてきたお近づきの印に竹とんぼ進呈。返礼飴。
 馴れ馴れしく肩に手をかけたり、怪しい感じ。いい人だったらごめんなさい:警戒爺さんモード

 昼食外出、広場巡り(運動)、昼寝。明日はメキシコシティへ戻る。タクシーも頼んだ。荷造り。

 当地の出し物で目立つのは銅像ビジネス(坑夫、読書爺さん、骸骨顔扮装、棺桶死人)色や光沢、扮装などかなり本物銅像に近い。家族や、観光客が一緒に写真に収まりいくら(不明)っていうビジネス。

 デラックスバス、白ペンキ文化
8月19日 グアナファト→メキシコシティ
 8時起床。メキシコシティ行きは12時発、3列、21人乗り、荷物を預けてからジュース/軽食を貰って乗車。

 このジュースを手渡してくれる女性が皆さん美人で超スタイルがいい、その上全員ピンハイヒール。メキシコシティでも、ケレタロでも示し合わせたように、同じピンヒール、、、、乗客は5.6名でガラガラ、途中で数名乗ってきたが乗車率5割。

 道路沿いの並木、街路樹の根本に白ペンキ。同じ光景をベトナムでも見た。学生時代、米軍宿舎跡の校舎で授業を受けた。山の斜面にあった校舎の石垣も白ペンキで塗られていた。

 当時の漢文の先生がこの白ペンキ文化を嘆いていた。このどこでも白ペンキ文化の発祥地はどこ。

 長距離バスの乗席と運転手席とは完全にカーテンで遮られている。前方が塞がれる圧迫感、メキシコバスの最前列は楽しくない。

 優しい若者連
8月20日 メキシコシティ
 久しぶりに戻って来た日本人宿サンフェルナンド館、昨日はアラスカから自転車旅中とボクシング修行にきた若者と宿常駐者と格闘技談義で盛り上がった。久ぶりの日本語会話は楽しい。

 今朝はとても寒い、20度以下、昨夜は雨が降り続いていた。

 泊人女性がウオルマートに行きたいというのでご案内した。経済学部、就職決まっての卒業旅行とか。こんどの女性は爺にとても紳士的であった。(女性に紳士的っていう表現ありか。)

 若者2名に連れられて、教会とおみやげ屋さん通りを巡ってきた。食事もした。卒旅の彼女と、格闘家の彼と爺の西語xxレベルトリオで地下鉄利用の小。

 帰りは小雨。地下鉄に降りたがその混雑ぶりに恐れをなし、2駅分、歩いて帰館。


昼食、うれしー爺

 トラブル、地震、街めぐり
8月21日 メキシコシティ
 7時起床、上着を着ても寒いぐらい、雨もよく降る。 7時40分頃、地震あり。天井のランプがゆーらゆーら。体感で震度3ぐらいかな。宿建物、備品に損傷なし。

 昨日入宿した女子学生は航空手荷物が届かないトラブル。日本からの乗継便。結局空港でらちがあかず、その時貰った手荷物証明書を手にロビーでどうしよう状態。

 キッチン作業中の現地のおばさんにボディラングエッジで懸命に事情説明&空港に電話で荷物状況を確認してもらうことになった。

 「夕方5時までには持ってくよ」という返答を得た(らしい)。取り巻き心配顔関係者(男性2名)含めて全員で歓声大拍手!!

 しかーし夕食時まで荷物が届かないメキシコ時間。どうしたことだ。彼女も諦めて夜食の外出。なんと、その外出中に荷物が届く。

 ところが、証明書を持ってる彼女は外出不在。22時、さー、どうする。在ロビー、宿人男性3名と手荷物運び人1名。無言のまま、気まずい時間が過ぎていく。

 思い余った爺が「我々のサインじゃだめですかぁ?」探りを入れると、「OK」。。??「でいいの?」 「じゃあ、おれがサインする。」 、一件落着。

 そうならそうと早くいえばいいのに、メキシコ流。なにはともあれ、めでたし、めでたし

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 スーパーでの買い物から帰ると、女性二人が街歩きに行くというので連れて行ってもらった。

 近くの公園付近の商店街、土産物店の物色に付き合う。自分中心主義に動く彼女Aとそれに素直に従う彼女B。爺は基本用心棒。周囲に目配り。

 昼食、彼女A,Bは何やら肉っぽい地元料理、爺は飲み物だーけ。宿に戻ってスーパーで仕入れたホットッケーキを焼く。付き合いの悪い爺。

 寒い朝、レガロ、地下鉄
8月22日 メキシコシティ
 我々の朝食を用意してるオーナーはダウンジャケット姿。予報は曇時々雨、最低14度、最高25度。風邪をひかぬよう注意。

 クス玉、花火、八角箱、マジックボール、コマ(折り紙)草バッタ、フェニックス。学校から帰って来たオーナーの子どもたちが興味を示してくれた。全部「レガロ(プレゼント)」してくからね。爺はとてもうれしーよー。

 リマ寒い?今メキシコ、確かに寒い。地下鉄二駅先、衣類豊富というメルカドへ。歩いているうちに体が温まって、次の訪問地ベネズエラは暑いらしいし、リマまで持ってくには荷物になるし。帰ろうっと、決断力低下。

 地下鉄の乗り換えは結構長い。東京駅、京葉線並みの距離はザラ。この場合の乗り換えは人の流れについていく。

 車内、突然鳴り響くブンチャカ音、当地の流行り歌らしい。背中にでかいスピーカーを背負った若者のCD売り。

 電車待ち、人の顔の向きで列車進行方向確認、地下鉄は最前車両に乗るべし。車内からの駅名の確認回数多し(後方だと確認0回のリスク)

 停止時は結構急ブレーキなので、止まるまで捕まり棒から手を離さないこと

 国立人類学博物館
8月23日 メキシコシティ
 国立人類学博物館、ケレタロのE氏の強いお勧めなので行ってきた。興味は草、植物の細工もの、編みもの。草細工の昆虫、動物など。

 見かけた草細工のバッタはデフォルメし過ぎ、繊細さに欠ける。鳥は平面、ござ編みで、どこにでもあり感。はっとするものには出会わなかった。履物もあったがござ編みの延長。

 日本のシンプル&実用性抜群の真性草履編みはなかった。石の文化では負けるけど、草や木の文化はアジア(日本)の方が勝ってる。と思う。

 ソチミルコ観光ツアーは朝8時集合
8月24日 メキシコシティ
 今日は宿泊人ほぼ総出でソチミルコにいくので参加。地下鉄、鉄道を乗り継いで、さらに30分ほど歩いて、水郷地帯ソチミルコ着。

  船頭さんのこぐ10数人規模の椅子席の舟に乗ってゆらゆら、広くはない水路を巡る。楽団演奏、地元軽食屋さんが舟で寄ってくる。タイ、ベトナムなどに比べて水路の規模は大きくない。昼過ぎ帰宿。

 特にこれといった感想なし。

 メインイベント・テオティワカン観光
8月25日 メキシコシティ
 8時半出発。現地の日本語教師の男性(宿泊女性の知り合い)が女性2名と爺を案内してくれました。地下鉄を乗り継いで、北バスから約1時間乗車。入場料は70歳以上&教師2名無料、女性57ペソx2。自分の歳に感謝。

 メインの一番高い、太陽のピラミッドはゆっくり登りました。引率の彼が爺のことをとても心配してくれたので、途中で挫折してはいかんと当方もそれなりに気をひきしめて完登ー。もう一つの月のピラミッドはそれほど高くないので楽勝。こちらの方が見晴らしがいいです。

 標高が高いらしいのでゆっくり、ゆっくり。おっこちたらやばいなと思っていましたが、それほど急な階段ではなかったので安心しました。帰りはみなさんで中華料理を美味しくいただきました。

 明日はマイアミを経て、ちょっと治安に不安ありのベネズエラ・カラカス入りです。

 

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